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カーテント設置に必要なキャリアの選び方
カーテント(ルーフトップテント)設置に必要なキャリアの基礎知識
カーテントを車の屋根に安全に設置するには、まず適切なキャリアを取り付けることが前提です。
以下では、キャリアの基本的な役割と構造、取り付け手順、選定時に確認すべきポイントを解説します。
キャリアとは
キャリアは、ルーフ上にテントや荷物を載せるための専用の固定土台です。カーテントやルーフボックス、スキーキャリアなどの設置に使用されます。
カーテントは車体に直接取り付けることができないため、必ずキャリアを先に設置する必要があります。キャリアは通常、左右に取り付ける2本のバー(クロスバー)と、それを車体に固定するためのフット(支柱)で構成されており、車種やルーフ形状によって適合する製品が異なります。
キャリアの選定や取り付けには、車検証に記載された型式・年式などの情報をもとに、メーカーの適合検索ツールを使用すると安心です。

取り付け手順の基本
バーの仮置き
車体上にバーを仮置きし、前後位置と左右のバランスを確認します。
フットの固定
車体の指定位置に合わせてフットを調整し、説明書の手順に従って締め付けます。
本締めと確認
専用工具でフットを本締めし、取り付け強度と安定性を確認します。作業後はバーを軽く揺らして緩みやがたつきがないか確認しておきましょう。
取り付け時の注意点
キャリアの取り付けにおいては、いくつかの点に注意が必要です。まず、バーの高さや間隔にズレがあると、テント設置時の安定性に影響し、走行中のバランスが崩れる恐れがあります。さらに、締め付けが不十分な場合は走行中に緩みが生じやすく、逆に強く締めすぎると車体に過度な負荷がかかる可能性があります。
キャリアの構造と取り付けの基本を押さえて、安全な車上設置を行いましょう。
キャリアを選ぶ際のチェックポイントと注意事項
キャリアは、アウトドア用品や大型の荷物を安全に積載するために使われることが多く、使用目的に応じた選び方が重要です。まずは、キャリアを安全かつ快適に使うために、選定時のポイントを押さえておきましょう。
車種への適合と取り付け方式の確認
キャリアはすべての車に共通して使えるわけではなく、車種やルーフ形状に応じた取り付け方式を選ぶ必要があります。メーカーが提供する車種別適合表を参考に、自分の車に適したモデルを選びましょう。正しく装着されていないと、走行中のトラブルや事故の原因になります。
長さ・耐荷重など、装備に応じた仕様確認
キャリアを選ぶ際、積載するアイテムとの相性が重要です。たとえばカーテントのように幅と重量のある装備を載せる場合、バーの長さがテント底面をしっかり支えられるか、耐荷重に余裕があるか、といった点が選定基準になります。積載時の安定性を保つためにも、無理のないスペックを選ぶことが大切です。
載せる装備によってキャリア選びも変わる
たとえば、ルーフボックスやスキーキャリアのような荷物用の装備であれば、一定の固定力と耐荷重があれば十分対応できます。一方で、カーテントのように人が乗る前提の装備では、装着時の負荷が大きくなるため、キャリア自体にも高い強度と耐久性が求められます。
また、テント本体の重さも、取り付けや積載時の作業負担、車両への影響を左右するため、キャリアとの相性を考慮した選定が大切です。
キャリアは、カーテントのように人が乗る装備を支える大切な土台です。取り付け方式や耐荷重などをしっかり確認し、自分の車に合った仕様を選びましょう。テント本体の軽さも積載のしやすさに関わるため、軽くて丈夫なモデルを選ぶことが、使い勝手のよさにつながります。
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カーテントのキャリア固定時に注意すべきこと
カーテントを安全に運用するには、キャリアへの正しい固定が欠かせません。設置時のミスや確認不足は、走行中の事故や装備の破損につながるおそれがあります。以下では、固定時の注意点について解説します。
固定中のトラブルを避けるためのヒント
キャリアの取り付けは、説明書どおりに行うことが基本ですが、実際の使用環境では緩みやズレが生じることもあります。特に高速走行や長距離移動のあとは、接合部や固定具の状態を点検し、必要に応じて締め直してください。初回設置後だけでなく、使用を重ねるなかでの「定期点検」を習慣づけることが、安全運用のカギになります。

キャリアの耐荷重を考慮する重要性
ルーフトップテントを設置する際は、キャリアの耐荷重を必ず確認してください。静止状態での積載に問題がなくても、走行中は振動や風圧、加速度によって荷重が変動します。耐荷重に対して余裕のない状態では、部材の劣化や破損リスクが高まります。特に人が乗ることを想定したカーテントでは、安全率をしっかり確保しておくことが前提です。
風や雨に強い固定方法とその実践
天候の影響も見逃せません。風が強い日や雨天では、固定ベルトが緩みやすく、金属部に水分が溜まると錆や腐食の原因にもなります。こうした状況を防ぐため、耐候性のある補助ベルトの併用や、テンション調整が可能な金具の使用を検討しましょう。設置後は、必ずバンドの張り具合やフックのかかりを確認し、すき間や歪みがないかを丁寧にチェックしてください。
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株式会社 N.FACTORY
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